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手染めと糸のワークショップ 

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カテゴリ:染織の旅とお出かけ( 44 )

京都の茂庵で秋の午後を楽しむ

着尺の地入れという
布を整える工程をお願いしに
京都に行ってきました。

今日はお天気も良かったので
常々立ち寄りたいと思っていた
吉田山の茂庵まで足を伸ばし
ランチしました。

神楽岡通りの看板。
ここからは徒歩でしか入れません。
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石段の上には色づいた紅葉が残っていました。
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落ち葉を踏みながら
のんびり登ります。
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途中は大正時代の家並みが続きます。
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小さな門をくぐると林の向こうに見えてきました。
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茂庵です。
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2階が客席なので
どの窓も梢の緑がディスプレイ。
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カウンターからは大文字山が見えました。
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いいな、まさに市中の山居。
静かに本を読んで時間を潰す。
なんという幸せ!

11月の終わり、落ち着いた1日でした。

ところで気付いた方もいるかと思いますが
今月は今までにないペースで
ブログの更新をしてみました。
そういう課題を自分に課して
頑張ってみたのですが、
分かったことは更新数が多いと
やはりアクセスも増えるということ。

来年の活動に向け
古い殻を破ることも必要かなと考えています。
そんなことへの小さな一歩。
大そうなことではないんですけどね。

明日から12月。
残り少ない2016年を
大切に過ごしたいと思います。













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by tezome-to-ito | 2016-11-30 20:24 | 染織の旅とお出かけ

正倉院展のアーガイルチェック

昨日訪れた正倉院展。

買ってきた図録のとあるページに
今、奈良の生徒さんが織っている
課題のサンプルを重ねて撮影してみました。

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似ている。。。

課題の作品はゆび織りのマフラー。
リンク技法でアーガイルチェックを織る練習用です。
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正倉院展の方は
大幡残欠。(第68回正倉院展図録より)
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幡とは、
仏教の場所や行事を示すための旗や幟のことで
展示品は聖武天皇の一周忌に使われたものらしい。

その頂から縁に垂れた飾りが
正にアーガイルチェックではありませんか!
驚きました。

解説では平打組紐とありますが、
私からするとゆび織りです。

展示ケースにおデコがつくほどガン見しました。
これがスゴイ尽くめ。

鮮やかに残る色彩がスゴイ!
撚られた糸がモク糸なのがスゴイ!
S撚りとZ撚りの糸が1組で使われていてスゴイ!
意図は判らないけどスペース織りになっていてスゴイ!

こういうスゴイ!に出会うと
研究者の方が一生をかけてしまう理由が分かります。

正倉院展を観に行くと
毎回のことですが圧倒されます。
一千年の昔の物なのに
技術的にも美術的にも完成されていて
ここまで優れた作品が作られていたことに
平伏すしかないような気持ちになります。

そして自分の今していることって
何なんだろう?と
疑問を呈されます。

染織って決して新しいことではありません。
同じことをずっとずっと繰り返して
誰かが織り、誰かに引き継ぐ。

誰のために?何のために?

糸に向かう時織り人が
何を思うかはそれぞれだけど
その時に与えられた時間と材料とパッションで
ひたすら色に、裂に、していく過程は
今も昔も変わらないんだろう。

時空を超えて天平時代に遡り
大幡の作り手とアーガイルチェックの話をしてみたら
きっと盛り上がれるに違いないと
妄想してみるのでした。

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by tezome-to-ito | 2016-11-08 13:19 | 染織の旅とお出かけ

下田直子ワールドに行って参りました。

ハンドメイドクラフトの神!下田直子さんの
ささ編みワークショップに参加しました。

神に直伝して頂けるなんて
この企画をされたておりやさんには感謝です。
そして神なのに
下田先生は威圧感が全くなくて
そこが凄いな〜と心から感動しました。

そのオーラの中で編む参加者は
みんな幸せそう。

失礼な言い方かもしれませんが、
かわいいんですよね〜下田先生。
白いふくよかなお肌に赤い口紅がキュート。
お話もキュート。
お召しのものも、お持ちのものも
先生の手によるもので
それが予想に反せずまたかわいい。

京都の展示会でお見かけした時も今回も
アイボリーのシンプルなお洋服でした。
そこにちょっと手を加えているのが
とても素敵で真似したいと思いました。

お持ちのお道具入れを
撮影させて頂きました。
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下田ワールド全開!


さて、今日は忘れない内にささ編みの続きを編みます。
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編み物は久しぶり!
ポーチになるよう頑張ります。











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by tezome-to-ito | 2016-11-03 09:13 | 染織の旅とお出かけ

二度目の「志村ふくみー母裂への回帰展」

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父の法要の帰りに
世田谷美術館に立ち寄りました。

志村ふくみ展の後期展示。

前期より心なしか
照明が暗く感じたのは
展示品の違いでしょうか。

ごく最近の作品から始まり
昭和の作まで遡る。
お歳を重ねて
より繊細により透明感のある
作風になっていると感じます。

一周回って、
もう一度観直す。

すると、一番入り口近くに展示された
無地の着物群が
今までに増して輝いて見えました。
特に玉ねぎの茶色が美しい。

シンプルなものほど
作り手の精神性や技量が現れるもの。
これが「極める」ということでしょうか。

もし次に着物を織る機会があれば
一つの草木染め
一つの色で
ただ無心に織ってみたい。

そんな欲がふつふつと湧きました。

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前回霧に包まれた公園は
今回は休日の家族連れで賑やかでした。

そしてピンクに染まる木の下で
婚礼写真を撮るカップルも。
そういえば前回も
雨の中ウエディングドレスの花嫁さんがいました。

その理由はこれ。
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子福桜というそうです。
春と秋の2季咲き桜。

小さな福を頂きました。











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by tezome-to-ito | 2016-11-01 10:22 | 染織の旅とお出かけ

天然色の誘惑はどこまでも続く。

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箕輪先生の草木染めセミナーに参加してきました。

大好物のコチニールの染め分けがテーマ。

今年は東京のみの開催とのことだったので
日帰りで頑張る。

灼熱地獄と初日の報告をブログで見たので
心して準備しましたが、
昨日は涼しく
作業もH先生がほとんどして下さったので
汗はかかずにすみました。
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不思議なことに
というか、やっぱりというか、
ウチで染めるコチニールとは
そもそも無媒染の色から違います。

糸の種類や
コチニールの産地や
水の違いや
諸々の影響でしょう。

真っ赤に染まった錫媒染の見本を見て
絶対この赤を持って帰る!
と追加したけど
追加した分薄まってピンクになったという
これまた草木染めにありがちな
求めるほどに色は遠のく現象。

こういう場合、
可愛いから、ま、いいか!
と思うのが勝ちです。



セミナーは午後でしたが
午前中は世田谷美術館まで
お友達に連れて行ってもらう。

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志村ふくみ「母衣への回帰」展。

夏にアムスシムラに行った時に
本科の生徒さん達とともに作られた新作の曼荼羅を
ぜひ見て欲しいというお話があったので
楽しみにしていました。

曼荼羅はもちろん
その他の作品も素晴らしい。
何度観ても感動があります。

雨の砧公園の静けさが
緑の匂いが
余韻を引き立ててくれました。
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夏のアムスシムラのワークショップで染めた
葛染めの糸は
帯締めになって先月届きました。
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箱を開けて震えたほど
美しいです。

葛の鉄媒染。

帯揚げは枇杷染めの灰汁媒染です。


コチニールと葛と枇杷。
錫と鉄と灰汁。
ウールと絹。

草木染めの誘惑に
心が泡立つ感じ。

私は次に何を染めましょう。









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by tezome-to-ito | 2016-10-09 12:30 | 染織の旅とお出かけ

習ってみました!布ぞうり@スタジオ ア ウィーク

例えば靴下とか
手袋とか
セーターの両袖とか
同じものを同じサイズに2枚作るのが苦手です。

そんな私の初布ぞうり。
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当然、左右で形が違う。
おまけに自分用なのに
5㎝も大きくなっちゃった。
履くと引きずって歩きにくいです。
トホホ…

でもでも
鼻緒の生地とぷっくり感が気に入っています。

アトリエきさらぎさんに誘って頂かなかったら
一生作らなかった気がする布ぞうり。

岩手のYさんとも合流して
やってみたら楽しかった。
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魅力は手軽さと履き心地かな。
サイズさえ合えばね…(^^;;

スリッパタイプもできるそうな。
スリッパ派の私としては
是非そちらも履いてみたい。

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「任せなさい!」のVサインかな?

箕輪先生、
ご指導ありがとうございました。










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by tezome-to-ito | 2016-09-15 22:58 | 染織の旅とお出かけ

東京スピニングパーティー2016

東京スピニングパーティーに
初めて行ってきました。

大阪からアトリエきさらぎ先生と飛行機で飛んで
オープン前に会場入りしましたが、
すでに長い行列!

待っている間にビルの窓から撮ったスカイツリー。
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会場では、各ブースで
羊毛に限らず、織りや繊維に関する
様々なお買い物や体験ができます。

いざり機の実演
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と悠長に写真を撮れたのはここまで!

後は人の波で写真どころではない。

なので、今回の収穫品を家で撮影して
ご紹介します。

一番の大物はこれですね、
ポーランドのヤノフ村の織物。
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ヤノフ村の伝統織物は現在たった8人の織り人さんで
護られています。

織物には名札が付いていて
誰が織ったかわかるのですが、
私が購入した作品は
アリアナさんという方のものです。
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1枚として同じ図柄はありません。
織り人さんによっても個性がありました。

アリアナさんの作品は動物の顔がかわいいのよ!
とブースの方が言っていました。
人と動物が本当にかわいい。
まるで絵本のよう。

村の様子を彷彿とさせるこのタペストリーに魅了され
初めはコースター位と思っていたのに
大物を買ってしまいました。
いや、買って良かった。
遠い国の小さな村のこんな素晴らしい織物を
日本にいながら手にできるなんて!
後悔のない満足な買い物です。

そしてその他のお買い物
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清野工房さんのシャトルはすごく軽い!
染織工房SOXさんのソウコウ通しは
持ち手がとても握り易い黒檀を選びました。
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本当は櫛も欲しかったけどガマンしました。

ナチュラルの黒のアルパカ糸は
さくら手編み製作所さんの手紡ぎ。

モヘアブークレは関西から初出店
おなじみ まきもの工房さんのアートヤーンです。


他にもお土産用にペンダントトップや
帽子形の小物入れ
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SPINNUTSの本
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大学の同級生、若井麗華の特集がありました。

今回彼女がフェルトのワークショップをしていて
卒業以来の再会を果たしました。

日本のフェルト界を代表するアーチストとなった彼女ですが
学生時代と変わらない笑顔には
感激しちゃいました!

彼女にはセンスもあるけど
人を惹きつける特別なものがあるのです。
正直に言います!
ファンです!

しかし彼女のワークショップは丸2日がかり。
今回そちらは遠慮して
私が参加したのは
彦根愛先生の二重織のワークショップ。
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半日でしたが、それでも十分濃かった。
組織図と睨めっこの3時間ぶっ通しレッスンは
付いて行くのに精一杯。

これからじっくり落とし込みます。
その為に用意して下さった織サンプル。
これを30人分ご用意された彦根先生には
頭が下がります。


蟻川工房 蟻川喜久子さんのレクチャーも
とても良かった。

「民芸はやすらかにやすらぐもの。」
「織物はとにかく修練と観察。」
説得力があり、響くものがありました。

コーディネイターのまちの編集室さんの本を
思わず買ってしまいました。
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他にもリボン織りの体験や
蓮糸も初めて撚りました。
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とても充実した2日間でした。
正直、全てのブースをじっくり観れた訳ではありません。

聴き逃したレクチャーもたくさんあります。

でもたくさんの人と会えた。

特に大学の先輩、後輩、同級生に
卒業以来久しぶりに会えたのは
幸せなことでした。

みんな、糸部で繋がっている。

そう、糸部はやすらかにやすらぐものだから
みんなとこれからも緩やかに繋がっていこう。
私も奈良で染めて織っていきます。








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by tezome-to-ito | 2016-09-14 06:20 | 染織の旅とお出かけ

8月に行ったワークショップ

一仕事終えて、
気付いてみればもう9月。

早いですね〜。
暑い!ウォールデコどうしよ、
暑い暑い!ウォールデコどうしよ〜、
と言っている内に8月は過ぎました。

しか〜し、今年は北海道に帰らなかったし
余裕のある8月!と思っていたので
あらかじめ入れていたワークショップで
しっかりお勉強もできた8月でした。

一番目はアムスシムラの草木染めワークショップ。

枇杷の葉で染めたストールと
葛染めの帯締め。
もしかして、瓶覗?の藍も見せて頂き
一服の清涼剤のような1日でしたが、
写真は帯締めが届いてから
また報告します。

阪神百貨店のハンドメイドアクセサリーマーケットでは
私と同じ日の午後にあった
西田尚子先生のワークショップに参加しました。

ハワイアンコードのブレスレットを
アメリカ製のKUMIHIMOディスクを使って
制作しました。
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ハワイアンコードって
ラメルヘンテープと同じ塩ビテープです。
ハワイでは梱包に使われていたんですって。
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組紐って初めてです。
ワークショップではハワイアンで登場する西田先生が
とっても楽しくて分かりやすく教えて下さり
あっという間にできて感激!

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私は金属アレルギーがあるし
石も苦手なので
これはとっても気に入ってます。

なんとキットには色違いの材料も含まれてました。
シルバーも楽しみ!


そして、奈良県立民族博物館では
Uさんと奈良さらしのワークショップを受けてきました。
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保存会の方の指導で、麻を初めて績みました。
難しくてなかなか上手くできなかったのですが
最後はコツをつかむことができました。

よりをかけてたて糸用に仕上げた糸は
少しだけお持ち帰りできます。
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小学生と一緒に麻の匂い袋も作って楽しかったなぁ。




生徒の立場で参加するワークショップは
ただただ楽しい!のでした。
そして新鮮な発見に出会うことができます。


今月は東京スピニングパーティーに。
来月は箕輪先生の草木染めセミナーに。
よーし、楽しんでくるぞ〜!











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by tezome-to-ito | 2016-09-02 14:23 | 染織の旅とお出かけ

第90回記念国展に行ってきました。

大阪市立美術館に
国展を観に行ってきました。
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写真撮影OKって
なんて男前な展示会なんでしょう。

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工芸部、しかも染織だけをしっかり観ました。
後の部はさっと一回りでごめんなさい。

大阪展は入選の一部展示だそうです。
それでもすごい数。

国画会の威力を感じます。

私のお気に入りはこれ!
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国画会で染織といえば芹沢けい介、
なので型染め作品がやはり多いですね。
その中でも愛らしいこの作品に一票!








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by tezome-to-ito | 2016-06-12 22:48 | 染織の旅とお出かけ

絲織会に行って

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吉田手織り工房の京都教室作品展
絲織会に
行って参りました。

噂には聞いていましたが
案内して下さったアトリエきさらぎさんが
開口一番「凄すぎるんです!」
と言われた通り
凄い力作揃いです。

花織、絣、絽に綴れ…
なんでもさせて下さる教室とは聞いていましたが
本当に何でもありでした。
しかも全てが職人並の完成度。

こんなに織りを極めたい方が
たくさんいらして
それぞれの世界観を自由に表現できるって
素晴らしいですね。

そんなお弟子さんを束ねられる
吉田先生ご自身の作品は
題目からしてはんなりしてます。
「めだかの学校」

極めるとまた次は
シンプルに自由になるんだな
と私には見えました。


偶然にも十色の会メンバー
Uさんとばったり会い
帰りにイノダコーヒーに寄って染織談義。

「どの道を極めるか、それが問題だ」

お互いの行く道を見失わないように?
励まし合いながら??
京都を後にした私たちでした。











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by tezome-to-ito | 2015-11-29 17:15 | 染織の旅とお出かけ