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手染めと糸のワークショップ 

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赤糸威の五月人形

子どもの日ですね。

我が家でも、五月人形飾っております。
大変オーソドックスな甲冑飾り。

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こうした鎧には平安の時代から
草木染めの糸が使われていたようです。

我が家のものはもちろん
化学染めと思われますが
こうした赤色の鎧は
赤糸威と呼ばれ
昔は茜や蘇芳で染められていました。

春日大社の国宝
赤糸威大鎧 が有名です。

赤糸威の他に
紺糸威や白糸威などの鎧もあり、
その染め色によって
武将の権威や存在力を示していたのでしょう。
そして身につける本人は
色から戦うエネルギーを
得ていたに違いありません。


甲冑飾りは
我が家の狭いリビングの一角を陣取り、
洋物ばかりの家具の中で
物々しい威圧感を放っております。

だけどこれが、
西洋の鉄仮面付きの鎧だったら
ぜったい飾れない。

糸の意味は飾りより、補強や
接続のためだったのかもしれないけれど
そこに感じるのは
草木と生きる日本人の
繊細な生活感。

だからか女の目からしても
美しさと憧れを感じます。

洋物ばかりに囲まれても
やっぱり中身は純然たる日本人だと
赤糸威は家族の長のような態度で
私に語りかけているようです。
そういえば、
「過去生は武士の妻」とか
言われたこともありましたっけ。
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by tezome-to-ito | 2012-05-05 10:00 | こぼれ話
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