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手染めと糸のワークショップ 

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藍生葉染めのウール糸

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お盆前に染めた、藍生葉のウール糸です。

ストールのワークショップで刈り取った後、
バッタ襲来のシーズンとなり、
新芽が開くや否や、食害にあっていたので
とても貧弱になってしまった藍葉を集め、染めました。

藍生葉でウールを染めても
時間が経つと真っ白になってしまうと聞いていたので
今回はどうしたら色落ちしないかの実験。

藍の青が白くなってしまうのは
ウール糸に限らず
還元作用によって起こる自然現象。

そもそも藍の色素は
青い状態では繊維に入り込まず、
白藍という還元状態にして染色します。

それを酸化させて青く発色させるわけですが、
繊維が水分などを含み、
還元菌なるものが繁殖すると
藍から酸素を奪い
もとの白藍にしてしまうのです。

半年くらいで青色が定着するようなのですが、
そこの原理はよく知りません。

取りあえずは、実践あるのみ。
今回はまず生葉で染める際、オキシドールで酸化促進。
その後、①煮沸、②酢酸、③食酢、④建藍用色止め剤
でそれぞれ処理しました。

それが写真の状態。

真ん中の、一つ色味が全く違うのが、
①煮沸したもの。
これは完ぺきインジゴの色が飛んでますね。

微妙に色が違って、③食酢処理が
一番色が濃いようでした。

さて、かれこれ3週間。
比べてみました。

なぜか、色止め剤で処理したものが
一番変色しています。
う~ん、生葉染めには効かないのかな?
それとも、処理の仕方が悪いのかしら?

他のものは、大きく退色はしていません。
このまま、調査は続行です。

プランターの藍は、また新たな葉をつけ始めました。
花が咲いて、種をつけてくれると嬉しいな。
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by tezome-to-ito | 2011-08-29 23:58 | 草木染め糸みほん
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